SST遠足の準備をしよう!
まちまちスタッフの山縣です。
毎月実施しているSSTクラブ遠足の取り組みの中から、準備に取り組む姿をお伝えします。
昨年の4月から始まった遠足は2月で11回目になります。
お金の支払いや交通機関の利用について学ぶことから始まり、集合時間を守る、行き先を調べるなど毎回目標を設定して取り組んでいます。
今回はボーリングに行く予定です。
ボーリングはデイのイベント等で何度か行ったことがあるという子も多く、活動自体はスムーズに楽しめるだろうと予想し、今回は「自分たちで予約の電話をして当日までの準備をしよう」という目標で準備をすることになりました。
当日までに取り組む内容を、
①行き方、料金を調べる
②予約の電話をする
③しおりを作る
④おやつの買出しをする
⑤確認の電話をする
⑥前日の最終確認をする
と役割分担しました。スタッフで話し合い、一人一人に合った役割を設定しました。
今日は①と②に取り組みました。
①行き方、料金を調べる では、パソコンが得意な男の子に頼んで、乗り換え案内やホームページを使って調べてもらいました。予約の時間があるので、その時間に間に合うように電車とバスの時刻や料金も調べます。
バスは何行きに乗るのか、バスの料金と電車の料金はそれぞれ何円か、この電車に乗るためには何分のバスに乗ればいいのか、スタッフと一緒に確認をしながらメモに書き込んでいきました。
乗り物の行き先表示や運賃調べは普段のSSTでもプリントで学習をしています。実際に調べてみると、パソコンの画面には色々な情報があります。欲しい情報を探して抜き出す作業をスタッフと一緒に経験しました。
②予約の電話をする を担当した女の子は普段の電話対応がとても上手で、スタッフみんなが「彼女ならできる!」と思っている子にお願いをしました。
「予約の電話をする」という活動を
1.予約する電話番号をしらべる
2.予約人数や時間をスタッフに確認する
3.練習の電話をする
4.本番の電話をする
という工程に分け、それぞれに手順書をつくりました。
特に3.練習の電話をする では、くさかのお家スタッフに協力してもらい、本当に電話をかけて、質問に答えたり、分からない質問が出たときの対応を練習しました。くさかのお家スタッフにも台本を渡し、その通りに店員役を演じてもらいました。
自分が持っている情報では答えられない質問が来たら「確認するので少し待ってください」と言って、近くに待機するスタッフに聞くということも練習しました。
やりとりを把握し、何かあればすぐにフォローに入れるように、電話をスピーカーにして通話してもらいました。
練習も無事に終え、いざ本番となりましたが、緊張が伝わってきます。スタッフと再度確認をし、伝え終わった内容(人数や時間など)はスタッフが横線で消していきながら全部伝えられたか確認しよう、ということになりました。
そしていよいよ本当に予約の電話をかけます。通話が始まると緊張しながらもしっかりと受け答えをしてくれました。敬語でやりとりをし、聞かれた質問にメモをみながら正確に答えることができていました。
やはり、相手がいるやりとりではすべてが手順書通りというわけにはいきませんでしたが、スタッフの追加のメモを見ながらしっかり対応ができました。
電話を切った後は2人でホッと一息。無事に予約ができたことを喜び合いました。
くさかのお家のスタッフからも練習の電話について、良かったところを本人に具体的に伝えてもらいました。
来週以降も③~⑥の役割をそれぞれ取り組んでいきます。
①で調べてくれた内容と②で取れた予約、それぞれの情報を合わせてみんなに配るしおりを作ってくれる人、当日のおやつを準備してくれる人、確認の電話をしてくれる人、それぞれの役割を頑張りながら、楽しい遠足になるように準備していきます。
くさかのお家、まちまちでは保育士(保育士資格必須)、運転手のパートスタッフを募集しています。
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