やってみようサイコロトーク
くさかのお家スタッフの今井です。
くさかのお家に来てくれているお友達の中にも自分の気持ちを上手く相手に言葉で伝えたり適切な表現や文章で会話をすることがちょっと苦手なお友達、自分の「話したい!」という気持ちが強すぎて一方的に話し続けてしまい相手との会話のキャッチボールが上手くできにくいお友達がおられます。そこで以前に参加させていただいた特別支援教育支援員養成講座の中で取り上げられていたサイコロトークを少しアレンジしてSST教室の活動として取り入れてみました。
話のお題が書いてあるサイコロと初級から上級までの定型文とルール説明を用意しました。
まずはじめにサイコロと定型文をお友達に見てもらいながら活動の進め方を説明しました。
そして実際にスタッフがサイコロを振り定型文を提示しながら定型文に当てはまるように答えてお手本を見せました。
次に「相手がお話をしている時は静かにきく」「質問がある時は相手のお話が終わってから質問してもいいですか?と伝えてから質問する」「お話が終了したら拍手をする」といった活動に取り組む上でのルールを説明しました。
そしていよいよサイコロトークの開始。お友達→スタッフ→お友達→スタッフと交互にサイコロを振り、出たお題について定型文に当てはまるように自分のことをお話していきます。
お友達ははじめて取り組む活動だったこともあり、お題のお話をするためのできごとを思い出してお話をすることに集中しておられましたので、スタッフの方からお友達のお話に対して頷いてみせたり、お話が終わった時に質問をするといったことを織り込みながら課題を進めてみました。
お友達もスタッフがお話をしている時にはルールを守って静かにきいてくれていました。
お互い4回ずつお話をしたところではじめてのサイコロトーク終了となりました。
今回は短めの定型文でのお話でしたが、サイコロトークに慣れたところでもう少し定型文を長くしてみたり、質問タイムを導入してみたり、参加人数を増やすなどの工夫や調整をしながらSST教室の活動のひとつとして継続していければと思います。
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